β(1,3)グルカン効果・効能への期待
◆アガリクスの主要成分として有名になったβ(1,3)グルカンは、免疫力を高めて、ガンを予防する効能があると言われています。 |
◆そしてチャーガにはアガリクスの3~4倍のβ(1,3)グルカンが含まれています。 |
◆β(1,3)グルカンは合成された薬物ではないので、どなたでも摂取可能です。 |
◆βグルカンには、ガンの進行を遅らせる効果や化学療法の副作用を減らす効果が期待されています。 |
◆β(1,3)グルカンは、マクロファージを活性化させます。 マクロファージは、免疫応システムの中で、異物に最初に作用する物質になります。 |
◆β(1,3)グルカンは高分子(分子サイズが大きい)なので、一般的な摂取方法では残念ながら、体内に吸収される割合がすくない成分となります。β(1,3)グルカンは体内に吸収されてしまえば、数ヶ月は脾臓や肝臓に留まって効能を発揮することが研究で判明しています。 |

リグニン(食物繊維)効果・効能への期待
◆ゴボウの効果・効能は水溶性と不溶性のリグニンによります。(ゴボウの成分は8割が水でビタミンなどの栄養価もほとんどない) |
◆チャーガはキノコ類ですので、良質のリグニンを豊富に含んでいます。 |
◆不溶性リグニンは、胃で水分を吸収して膨れることにより、腸を刺激して排便を促進します。便秘や肥満対策も期待できます |
◆水溶性リグニンは、小腸で栄養素を包み込み、栄養素の吸収速度を調整して、血圧・血糖値の調整や糖尿病予防に効果が期待されます。 |
◆不溶性リグニンは大腸で全く消化・吸収されません。そして、便が腸を通るときに発ガン物質を大腸で吸着して排出しますので、大腸ガンの予防にも効果があります。 |
◆リグニンは、胆汁酸を吸着し、再吸収を妨げる作用があるますので、コレステロールを減らす働きがあり、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞などを予防する効果が期待されます。 |
◆リグニン(食物繊維)は腸内の乳酸菌などの善玉菌を増やして腸内環境を整える作用などもあります逆にリグニン(食物繊維)が不足すると、腸内環境が悪化していき、体内に有害物質が溜まりやすくなります。 |

SOD様物質効果・効能への期待
◆活性酸素を分解する酵素です。 |
◆酸素消費量に対するSODの活性の強さと寿命に相関があるとも言われています。 |
◆ガン細胞では、活性酸素が高頻度に産出されています。 |
◆主なSOD酵素の期待される効果
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◆活性酸素は、本来はウイルスや病原体から体を守ったり、体内で発生した毒素を排出したりする働きがあります。 |
◆悪者のイメージがありますが、むしろ健康を維持するために必要な物質だといえます。 |
◆しかし、強力なあまり活性酸素が必要以上に増加することで、体内の細胞を傷つけてしまいます。 |
◆活性酸素が体の中で増える原因は、ストレス、紫外線、喫煙、不規則な生活や、加工食品の添加物などです。 |
◆余分な活性酸素は、老化の促進や、生活習慣病である動脈硬化やガンなど、あらゆる病気の原因となります。 SOD酵素や、ビタミンC、ビタミンEなどの抗酸化物質を摂取することが必要です。 |

トリテルペン効果・効能への期待
◆トリテルペンは、霊芝、高麗人参やきのこ類などに含まれる成分で、抗がんなど新薬の可能性が期待されている物質です。 漢方で有名な霊芝の有効成分が、多糖類(βグルカン)とトリテルペン類です。 |
◆トリテルペンには抗酸化作用、抗炎症、抗腫瘍、抗アレルギー効果があり、脂肪やコレステロールなどの分解促進作用もあります。 |
◆また、IgE抗体の過剰放出を抑える働きがあるので、結果として、ヒスタミンを抑え、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患に効果をもたらします。 |

メラニン効果・効能への期待
◆メラニンは紫外線からの細胞などのDNAを護る役目があります。 |
◆また、皮膚ガンを未然に防いでいるとも言われています。 |
◆メラニン色素は、ハッキリと抗酸化作用と光・放射線保護特性、放射性核種を含む金属を吸収する能力があるという研究論文があります。 |
◆メラニンはシミの素というのは、メラニンが過剰に生成された場合です。メラニンは実のところ人体にとって不足しては、いけない成分なのです。 |

ベツリン酸効果・効能への期待
◆白樺の樹皮に多く含まれる抗がん成分としても知られるベツリン酸には、がん細胞にアポトーシスを誘導する作用や、血管新生阻害作用などが報告されています。 |
◆ベツリン酸は、抗がん剤に抵抗性になったがん細胞の抗がん剤感受性を高める効果も報告されています。 ベツリン酸という名前は白樺の学名のBetula platyphyllaに由来します。 |
◆また、発ガン抑制効果や抗腫瘍効果が期待されています。 |
◆現在、ベツリン酸やその誘導体は、抗がん剤や抗ウイルス剤として開発研究が行なわれています。既に一部は臨床試験が行われている状況です。 |

ポリフェノール効果・効能への期待
◆ポリフェノールに期待される効果効能抗酸化力抗菌・殺菌力脳梗塞予防効果高血圧予防アンチエイジング効果 |
◆つまりポリフェノールはカラダのさび付きを防ぐ効果を期待できます。 |

βグルカンに関する研究の歴史
1941年 アメリカの化学者、ルイス・ピレマーが出芽酵母Saccharomyces cerevisiaeの細胞壁から抽出した物質に「ザイモサン」と名づけた。 |
1960年 アメリカ・チューレーン大学の創始者、ニコラス・ディルジオ(1926-1986)が同じく出芽酵母の細胞壁から抽と出し、構造を明らかにしてβ1,3-グルカンと名づけた。 |
1963年 βグルカンが、がん細胞の縮小に効果を持つことが初めて発表された。 |
1984年 米マサチューセッツ工科大学(MIT)とAlpha Beta Technology社(ABT)の産学共同研究で酵母βグルカンの微粒子精製に成功。 |
1985年 日本で、シイタケ由来のレンチナンが天然由来の抗がん剤として認可を受けた。2007年現在ではこの他に、カワラタケ由来のクレスチン、スエヒロタケ由来のソニフィランも認可を受けている。 |
1986年 米国の研究陣が致死量の放射線(コバルト60)被曝後のマウスで減少した白血球、血小板、ヘマトクリットがベータグルカン処置で回復したという実験を医療誌で発表(1986年2月J Biol Response Mod誌)。同研究陣は別の医療誌(1986年3月Methods of Find Exp Clin Pharmacol誌)でも同様実験を公開している。なお両実験論文とも2011年3月27日現在の米国電子図書サービスINFOTRIEVE ONLINE中のアメリカ国立医学図書館オンライン医学文献検索サービスMEDLINEでも検索可能である(両サービスとも検索は無料。両サイトは米国検索ポータルサイトから検索可能)。両実験論文とも英語であるが、日本語での前者論文タイトルは「放射線被曝マウスに及ぼす水溶性グルカンと粒状グルカンの比較効果」、後者は「グルカンによる造血作用と免疫活性:準致死性と致死性被曝マウスの治療効果」となる(なお1987年にも血液生物学誌Journal of Leukocyte Biology 42で10ページにわたる同著者の論文が発表されているが、その内容から上記と同様な放射線防護実験結果を記したものと思われる)。 |
1990年 MITとABTが共同で酵母βグルカン粒子から医療向け水溶性βグルカン(注射液)の開発に成功。 |
1990年 水溶性βグルカン(実験用注射液と思われるリン酸グルカン)の開発特許認可(米パテント番号4,975,421) |
1994年 米ルイビル大学で酵母βグルカンが癌に及ぼす影響の研究を開始 |
1996年 米外科医療誌[Journal of Surgical Research]62(2):179-183でW.K. Washbum博士、R. Gttschalk博士、I. Otsu博士等の研究陣が臓器移植ラットを使って実施した水溶性ベータグルカンの実験では、臓器移植後のGVHDや移植拒絶反応を有意に増加させなかったという結果が発表された。 |
1999年 米ルイビル大学微生物学研究室と同大学ジェームズ・グラハム・ブラウン癌センターが共同で酵母βグルカンと最新分子標的抗癌剤(モノクロナール抗体抗癌剤)の併用効果について前医療実験開始。 |
2001年 酵母細胞壁β1,3Dグルカンは免疫細胞だけでなく、ヒトの皮膚線維芽細胞上の受容体に結合して皮膚組織修復を促進する、という実験結果が米免疫・感染症医療誌「Infection and Immunity」69(6)で発表された。 |
2002年 日本の研究機関とアメリカルイビル大学病理学研究室が2001年に共同で行った酵母由来ベータ1,3Dグルカンの経口投与による抗腫瘍作用マウステスト実験結果が米健康医療誌 JANA(The Journal of American Neutraceutical 2002年Vol5.No.1号)で5ページにわたり紹介された。 |
2004年 米免疫医療誌[The Journal of Immunology]2004 173で経口投与による酵母β1,3Dグルカンと分子標的抗癌剤(リツキシマブ、トラスツズマブ、セツキシマブ等)併用による抗腫瘍相乗効果の前医療動物実験結果が発表された。 |
2005年 米外科医療誌[Neurosurgical Review]2005年28(4)号では、H.カヤリ博士、M.F.オズダグ博士等の研究陣が酸化ストレス状況に置かれたラットを使って実施したベータグルカンの抗酸化作用の実証実験が発表された。 |
2007年 米食品化学誌[Journal of Agricultural Food Chemistry]55(12):4710-6でS.C.Jaehrig博士、S.Rohn博士等によって酵母細胞壁抽出複合体は、(1-->3)(1-->6)ベータDグルカン画分の抗酸化作用よりも細胞壁蛋白画分の抗酸化作用が大きいという実験結果が発表された。 |
2009年12月 宮崎忠昭教授の研究チーム(北海道大人獣共通感染症リサーチセンター)の実験結果から、インフルエンザウイルスに感染したマウスへβグルカンとEF乳酸菌の組み合わせを投与すると、インフルエンザウイルスに対する免疫力が高まり重症化を防ぐ効果があるという結果が発表された。 |
引用ここまで:ウィキペディア |

チャーガ(カバノアナタケ)に関する学術的研究論文
1.チャーガ資料

2.チャーガ(シベリア霊芝)のガン細胞抑制とヒスタミン遊離抑制作用について

実験目的 | チャーガがシベリア霊芝とも呼ばれ強い制ガン作用や免疫調整作用があるといわれ、ロシアでは有効な民間治療薬として知られている。そこで、腫瘍細胞の増殖、マクロファージの機能および、ヒスタミン遊離に対するチャーガエキスの作用について検討した。 |
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実験結果 | 子宮ガン由来のガン細胞に対してチャーガは抑制効果を示し、有意性が認められた。 |
3.Inonotus oblguus(チャーガ)のメラニン色素


実験目的 | チャーガが生成したフェノール高分子は、メラニンであると判定された。 このメラニンは抗酸化作用と遺伝子保護作用があることが明らかになっている。 メラニン色素は、ハッキリと抗酸化作用と光・放射線保護特性、放射性核種を含む金属を吸収する能力がある。 チャーガがメラニン色素を生成する条件と物理・科学的特性を究明することが実験の目的。 |
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実験結果 | チャーガが生成するメラニンが、間接的な発ガン物質の酸化速度を50%抑制した。 チャーガには、強力な抗酸化作用と遺伝子保護作用を持つことが立証できた。 |
4.カバノアタケ(チャーガ)エキス含有保健機能食品の二重盲検試験

実験目的 | 近年の健康食品ブームにより天然チャーガの発見が極端に減少し、稀少価値が高まっている。 |
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実験結果 | チャーガの水溶性抽出物には、ブロアテーゼ活性の阻害作用がある。 チャーガ粉末にはマウスのインフルエンザに対して、阻害作用がある。抗酸化作用が有意である。 血圧の降下作用が有意である。 |
5.Fuscoporia obliqueの免疫賦活作用、放射線防護作用および抗がん作用に関する研究


実験目的 | ガン治療の主流は外科療法、放射線療法、化学療法だが、次なる第四のガン療法として医学界が注目するのが免疫療法である。 三大療法のいずれもが人体に負担となり免疫機能を弱らせる。 しかし、これらの療法とチャーガの免疫賦活作用を組み合わせれば、患者の免疫力を下げることなく治療が進められれば、患者助かる率が大幅に上がると考えられる。 |
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実験結果 |
血球数への影響 白血球の減少抑制と早期回復が見られた。 リンパ球の減少抑制と早期回復が見られた。 抗酸化作用 SOD活性が有意な増加が見られた。 抗酸化能の有意な増加が見られた。 Tリンパ球への影響 Tリンパ球の減少抑制と早期回復がみられた。 キラーT細胞が211%増加がみられた。 ガン腫瘍成長抑制への影響 23日目よりガン腫瘍の成長が抑制された。 血液細胞防護作用 βグルカンの造血回復効果と感染に対する防護効果の増強がみられた。放射線治療時における患者の副作用リスク低減に有効だと思われる。 SOD活性の上昇傾向がみられた 抗腫瘍効果 チャーガによって腫瘍成長の抑制が観察された。 チャーガの水溶性及び不水溶性の多糖には抗腫瘍効果が認められる。 この多糖はβグルカンを主体としている。 チャーガには食物繊維が多く、免疫を活性化させる働きがある。 また、チャーガの食物繊維は、体内の不要物を絡め取って速やかに排出する作用がある。 そのため、発ガン物質などの有害物質を吸着して吸収を妨げ、排出を早める。 結腸ガンや直腸ガンの予防に効果が期待できる。 βグルカンによりNK細胞が活性されると報告がある。 βグルカンによるNK細胞活性化が抗腫瘍効果に関係していると考えられる。 |