きのこ博士米山誠先生

 

 

1954年生まれ。東京理科大学理学部応用化学科卒。
その後、民間のきのこ研究室で研究を開始。主任研究員を最後に鹿児島大学大学院博士課程に進学鹿児島大学大学院連合農学研究科博士課程後期修了。“アガリクス・ブラゼイ”の一連の研究で農学博士号を取得。日本応用キノコ学会評議員、日本木材学会員、山梨科学アカデミー会員。著者は、永らく食用及び薬用きのこの研究に従事、現在、国内の複数の企業の要請に技術指導や地方行政機関の要請による講演等、日本中できのこ栽培の技術指導にあたっている。
また、一方で国際舞台においても、国連APOの要請でインドネシアに技術指導(国連APO(アジア生産機構)“エクゼクティブ”専門員)、中国天津市科学院客員教授、中国天津農業大学客員教授、韓国きのこ生産者中央協議会諮問委員としてエネルギッシュに活躍中。

 

 

最近所さんの目がテン!にも出演されているきのこ博士米山誠先生へのインタビュー動画とその書き起こしです。

先生の誠実で真摯なお人柄がとてもよく分かる動画となっています。

私どももこのインタビューを経てチャーガにより詳しくなりました。

 

動画1.

◆先生紹介

 

では、本日は国連アジア生産性機構高級専門家登録 天津農業大学客員教授をされている米山誠先生をお迎えしてお話を伺いたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

で、あの早速なんですけれども、先生はきのこの研究をされているということで伺っているんですけれども、先生の研究テーマ、ひとつこれだけ!私はこれだ!というのをわかりやすくご説明いただきたいんですけれども

 

はい、現在は機能性食品であるきのこの食用キノコ、薬用キノコ、こういうのを、成分の特定まではやっておりませんけれども、広く日本の皆さんのために、ご紹介したいと思いまして、今はその研究をやっております。

 

◆免疫力について

 

で、最近免疫力、免疫力っていう言葉が特に騒がれているんですけども、研究されているキノコと免疫力の関係というのは、あるのでしょうか?

 

あの、大いにありますけれど、ちょっと長くなってしまいますから【聞き取れなかった】中枢神経系とですね、中枢神経系というのは、脳を中心にしたものですね。実際はこれが一番大事なことなんですね。自然科学でいうと、哲学がトップです。

 

自然科学の中で哲学が!?

 

その下に、哲学という難しいジャンルを、いかに真理で解明していこうかって発達したのが自然科学、それから医学、生理学、あとは経済学とかすべてが別れまして、数字で証明していこう、解明していこうっていうのが集まりまして、なんとか哲学という難しいジャンルを解明しようと。ですからトップは哲学なんですね

 

大元が哲学なんですね

 

そういうこと免疫力とかそういうのは、まずトップは中枢神経系で、三角形のトップだと思っていただきたい。そして、その底辺のほうには、まず左に内分泌系ですね、ホルモン、それから方や右側の方には、免疫系ですね。この3つが相まって人間、動物すべて恒常性が保たれるということなんですけれども、もともと中枢神経系が障害が起きると、すべてがダメになってしまいますね。中には腸管免疫といわれていますけれど、腸管免疫が潰れているんだと、脳の方が✖✖なっても、腸管免疫が正常であれば大丈夫だという先生もいらっしゃいます。だけど、私の考えだと、それは誤りで、脳が健康でなければ腸管免疫は働きません。はっきり言っておきます、これは。

 

では、そのキノコと中枢系の三角形(非常に関係があります)は非常に関係があると。

 

それと、内分泌系もですね、非常に関係があって、内分泌系というとホルモンがそうなんですけど、この辺ちょっとお話がずれますけど、まず、ビタミンというのがございますね。ビタミンというのは微量で生体に影響を与えるのがビタミンなんですね。ですから、ミリグラム単位でよく「ビタミンCが1000mg」とか、「ビタミンB1が100mg、10mg配合」とかいわれますけど、要するにミリグラム単位で効果を示すのがビタミン。さらに、ごく微量で非常に効果があり、影響を与えるのがホルモン。ですから、これはミリグラムではなく更に1000分の1のマイクログラム単位なんですね。ミクロン単位なんです。そのミクロン単位のホルモンにも免疫効果が、免疫力というのが関係します。で、この3つが上手くバランスが取れていると、ホメオスターシスといって、恒常性を保てるんですね。

◆免疫系と自然治癒力に効果 チャーガ(6:00)

 

先生、先ほどピラミッドの頂点が中枢神経、左側が内分泌系、右側が免疫系と仰ったんですけれども、この頂点である中枢神経系と、右側の免疫系のお話しが、どのように繋がるのかわかりやすくご説明頂けますでしょうか。

 

中枢神経系というのは、要するに脳神経系の中の、特に中心部ですね。よく言われていますように、目の奥、視床下部というんですけどね、視床下部というと下の方なのかっていう普通、一般の方は思われるかもしれませんけれど、もっとほんとの中心にあるんです。あの以前、相当昔は、中枢神経の中の底に松果体というのがあるんですね、海馬とか、非常に小指の、とうもろこし大くらいの大きさしかない

 

そんなちっちゃいんですね!?

 

小さいんですね、だから昔に、以前はですね、この松果体、あるいは海馬の中心部は、やがて退化するだろう、何にもないんだと言われてましたけど、私は脳神経外科のお医者さんでもありませんけれども、おかしくないか?何で大事でもない退化するくらいのものが、一番脳の中心にあるのかな、衝撃をしっかり緩和する、緩衝するために、真ん中にあるんじゃないかな、だから小さいけれども、ものすごく影響を与えるところ、要するに生命の中心部なんですね、体全体を制御する中心部。で、ここが障害が起きると、あっという間に人が障碍者になってしまいます。あるいは、前頭葉が障害を起こすと、言葉が喋れないとかありますね。それもこれもすべて中心部が健康でないので、情報が入ってこないとお考えいただいた方が良いと思うんですね。情報というのは電気信号です。電気信号を送るのには中枢神経といって、神経の末梢神経まで繋がってます。足のつま先まで神経が。そういうのが、指令を脳の中枢神経系から出して、命令をします。で逆に今度は足のつま先の末梢神経から、情報を報告します。そういう役割があるんですね。ですからその、脳の中心部、まあ視床下部というからなんか下のように思いますけど、中心です。ここが壊れてしまうと、情報が受けられない、いい指令が出せない、こういう状態で、じゃあ一生治らないのか・・・そこ行くと流石に今の研究者はすごいと思うんですけど、この時に自然治癒力というのがありますね、今なら、今年あんなに言われてますけども、それ正しいんです。絶対治らないと思ってるのが、治ってしまう。治癒していく、これ自然治癒力。それを強力にサポートするのが、免疫、脳ですね、免疫系なんですね。例えばですね、免疫系では基本私はキノコの専門ですから、チャーガというキノコは免疫系を物凄く活性化すると考えております。実際に考えていたものですから、その研究で、非常に有効成分~まだ特定されていませんけれど、そういうものを生体内に取り込むような方法を取りあえず開発しました。


動画2.

◆自然治癒力、免疫系と脳の関係

 

先ほど、自然治癒力と免疫力という二つのキーワードが出てきましたが、ここで二つお伺いします。自然治癒力がどのように大事なのかということと、免疫力が現代人は落ちていると言われているのですが、何故昔に比べて今、免疫力が落ちているのか。ということで、まず「自然治癒力がどのように大事なのか」について、教えてください。

 

難しいお話です(笑)。いずれにしましても、脳の中枢神経系と、免疫系は切っても切れない関係なんですね。どちらが優先するかといいますと、やはり中枢神経系が優先しますけれど、中枢神経系、要するに脳に障害が起きてしまうと、免疫系に指令が行かないんですね。ですから、そうすると自然治癒力も落ちる。で、免疫系の免疫というのはもともとタンパク質なんです。タンパク質の形、抗体**病原菌だと抗体、抗原抗体反応というのがございまして、タンパク質を作るのが免疫系なんです。

 

先生、すいません。「免疫系」とは何でしょうか?なんとなく、イメージではわかるのですが、免疫って何?と言えるのでしょう。

 

免疫というのは、病原菌に対して普通使われます。これに対して、抗体、要するにタンパク質を作るんですね。で、その抗体が治すのではなく、抗体ができると、それに対応するような、またタンパク質からいろんなものを脳が指令する。要するに免疫系で抗体ができると、脳がキャッチする。どういう抗体ができるかで。そうすると今度は、こういう防御をしようじゃないかとか、あるいはこういう修復のしようの仕方があるから、といってまた、免疫系に指令が行きます。ところがその指令をするにしても、脳が障害を起こす、あるいは怪我をしたとかね、こうなると指令が行かないんですね。その時に**+ではだめなのか、そういうものでもないんです。今度は逆に免疫系が脳に働きかけて、例えば脳に行くときにですね、ブレッド・ブレイン・バリアというのがありまして、首から上のところには電解質系の物質は通過できません。このブレッド・ブレイン・バリアというのを「BBB」と書きまして、これは日本語で言いますと、「血液脳関門」という関門のところがあるんです。首から上のところは。そこで、電解質、だから塩化ナトリウムとか、こういうものは通過できないんですね。脂溶性でないと通過できないんです。そういう物質を、免疫系は作り出して盛んに脳に働きかけるんです。そうすると脳が、障害が起きている、あるいは気が付いていない時には、自覚するというか、正常に戻る、そうすると今度は逆に免疫系に「ここが異常だから、ここに働きかけなさい」 例えば「胃の状態が悪いよ」とかあるいは、血管の隅が心臓の血管に、例えばアデノイド硬化症というのがありまして、おかゆ上の物質が血管の~心臓系の血管に溜まっていきますと、詰まってしまうんです。そうすると、極端に言うと心筋梗塞になります。そういうのを防ぐためにも、免疫系と脳神経系がタグを組みますと、健全な方向にもっていくことが出来ます。それに免疫系というのは抗体を作るんですね。

 

先生、とても初歩的な質問なのですが、抗体を作るとはどういうことなんでしょう。

 

例えば、Aという物質がもしかして人間に対して毒だとします。そうすると、Aという物質だけでは脳は気が付きません。だから、Aを排除するのには、仮にCという物質を作れば排除できると、だけどAとCを結び付けられない時には、免疫系が働きかけてBという物質、これが抗体なんですが、AとBはくっつくと、Aが抗原でBが抗体、抗体というとよく分からないかもしれませんけれども、タンパク質です。タンパク質の✖✖のBという物質を作ってくっつけるんですね。くっつけて初めてわかるんですね、脳が。

 

AとCをBがくっつけるんですか?

 

AとBがくっついて、それで脳に指令が行きます。そうすると今度はCという物質を作りなさいと、免疫系が。で、Cという物質を作って排除すると。大雑把に言うとそういうことです。

簡単に言うと、Aという毒なものに対して、Bがくっついてあげて、脳には「この人入ってきたよ」と。そしたら脳は初めて「Aがいるんだ」と気が付いて、Cを作る ということでしょうか。

 

はい、でそういう時に大事なのが先ほど申し上げましたBBBという血液脳関門で、普通は排除されてしまいますので、電解質は脂質系でないと脳に血液を介して行かないんです。ただし、アルコールは脳に行きます。だからアルコールをたくさん召し上がると酩酊になるのは(そのためです)。アルコールだけは直接脳に行きますから。

 

それでですね、脂質系というのは例えばですね、トリプトファンとか、これはアミノ酸の一種ですけれども、必須アミノ酸です。人間が造れないから摂らなくてはいけないんですけど、そのアミノ酸を効率よく摂る必要があります。そうするとそれが脳に通過して健康になる。そうですね、私も睡眠学者ではないんですけど、自然治癒力を高めるのには、睡眠なんです。

 

あ・・・そこで睡眠が出てくるんですね。

 

だから病弱な方は、病気を悩む方というのは眠れません。健康な方というのは健康のことを考えたことがない方なんですね。ですから沖縄の長寿のところとか、地域とかは健康の事なんて考えたことがないんですよ。

 

確かにそうですよね

 

それくらい朗らかなんです。

 

考える必要がないですものね

 

朗らかだとよく眠れるんです。で、良く眠れると、その成分というのは最近分かってきているんですけど、トリプトファンなんです。

 

トリプトファン。・・・があると良く眠れる

 

眠れるんです。よくピーナッツを食べると、寝る前に食べるとよく眠れるっていうのもそういうことなんです。牛乳を飲むと、トリプトファンが含まれているんです。

 

牛乳はトリプトファン(が豊富だから眠れるということ)なんですね。

 

そうして脳に行くと、睡眠ホルモンがありまして、メラトニンという睡眠ホルモンがございます。これが少ないと眠れないんです。悩むと眠れないのは、トリプトファンが少量だということなんです。こういう方はやっぱりピーナッツとか牛乳を飲まれたりとか、利用された方がいいと思うんですけれど。ただし、トリプトファンだけ摂ればいいという問題ではありません。取りあえず、足りなければ必須アミノ酸ですから、摂らなくちゃいけない。

そして脳に行きますと、これ睡眠ホルモンですから、メラトニンという物質に変わります。

 

変わるんですね!?トリプトファンがメラトニンに変わるんですね!

 

で、脳に、中枢神経系に入ると、トリプトファンから酸化されて、メラトニンという物質に変わります。

 

酸化されて。

これが、睡眠ホルモンと言われています。このメラトニンの量が少ないと眠れない、多いとよく眠れる。そして朝方になるとメラトニンの量がガクッと減りまして、減るというよりは酸化されるんです、更に、そしてセロトニンに変わります。

 

更に酸化されてセロトニンになるんですね。

 

そうすると、今度は気持ちよく目が覚めて、日中元気なんです。元気になるというのは、セロトニンのおかげなんです。だから悩んでる方というのは、悪い方のスパイラルなんです。少ないからセロトニンも少ないので元気がない、元気がないと夜トリプトファンが不足していてメラトニンが作れない、作れないと眠れない、このスパイラルです。ここを強力にサポートするのが免疫系

 

ここで免疫系が出てくるんですか。免疫系はどのようにサポートするんですか?

 

先ほど申し上げましたように、脳とタグを組んでいますので、脳がむしろそういうメラトニンとかセロトニンの量が少ないと正常に働きませんので、免疫系が補うような

 

補う・・・身代わりですか?

 

いいえ、免疫系が情報を発信するんです

 

情報をでうすね。「少ないよ~」などですか?

 

そういうことです。で、気が付くと今度は脳が対処をして、健康になると今度はまた免疫系に指令が行きます。それでその時に必要なのは、ホルモンを作る内分泌系ですね。これはものすごく微量で、たくさんあるといけませんから、ものすごく微量でいいんです。


動画3

◆きのこの研究は神農本草経(しんのうほんぞうきょう)の時代まで遡る

 

腸管免疫というのが、昨今よく叫ばれていますけど

 

「腸」の「管」の「免疫」と書くのですね?

 

そうです。私さきほど反対、反対でもないんですけども、腸管免疫が最高で、脳は出来が悪いとかいうことを聞いたことがあるんですけれど、それは全くの間違いです。そういう学者とはそれこそ論争したいくらいなんですけれど、こういうことなんですよ。

 

例えば総理大臣がね、何かの時に全く知らないで、情報が入ってこなくて、方や沖縄のね先端の石垣島とか尖閣諸島なんかではことが起きた時に、沖縄県の知事が勝手に命令をしてね、ことが動くかと。でも、動きましたよと、後で、事後報告で内閣総理大臣に報告するのか・・・、やはり総理大臣が首相官邸で指示を下すのが通例ですよね?それと同じ、脳もすべて政府と同じですよ。

 

腸管免疫で勝手にね、何かの病気だからといって治すなんてことは考えられないことですね。特に私、微生物学者でもありますので、反対です、その考えには。やはり「脳」。だから脳を健康にしなさいと、言うんですけれども。

 

それ、とても分かりやすいですね、最もだと思います。

 

ええ、そして脳を健康にするというのは、実は私がキノコの研究を始めたのが、何故かというと、西暦・・・ちょっと不確かなんですけども265年くらいだと思います、中国の「神農本草経(しんのうほんぞうきょう)」という経典があります。この中にキノコの、今でいうと漢方薬ですね、漢方薬のような「こういうキノコがこういう効能があるんだ」と、全てうたってあります。恐らく日本で今、サプリメント、健康食品とか薬なんかの効能をうたっているのは、実は神農本草経にはすべて書かれております。だから、今研究が始まったっていうのは、私がやったというのはおこがましい話で、そういう文献を見て研究を始めているわけですね。で、私も、少なからずそうです。例えばシイタケが血圧を下げるとか、エリタデニンという成分なんですけどね、こういうことっていうのはもう、コレステロール値を下げるとかいうのも、エリタデニンという成分がわかっていますけども、何でそんなものを調べたか、神農本草経に書いてあるんですよ。成分まで書いていませんけど。で、私がキノコの研究を始めるのも、神農本草経がきっかけですね。

 

つまり、この本との出会いがスタートだったということですね?

 

そうです。私今持って、書蔵しておりませんけれど、読んでました。

 

この本とは、どのように出会われたのですか?

 

やはり、キノコの研究を始めるか、それともこの本を読むのが先か、もう忘れましたけれど、研究始めていくうちに、神農本草経には、ほんぞうというのはですね、もくほんというのは木のことなんですね。そうほん、というのは「草」のことなんですね。で、草の中にキノコが含まれています。これ余談になりますけれど、キノコっていうのはもともとですね、日本はちょっと研究が進んでなくて、隠花植物の部類に入っていました。隠花植物というのは、花の咲かない植物、日陰の植物の中にキノコは含まれていました。でも、不思議ですよね、今はそんなことを研究者は、思っている人は一人もいませんけれど、確かに今から30年、40年前には隠花植物が入っていました。

 

隠花植物というのは、陰陽道の「陰」と書いと「花」という字ですか?

 

そうですね、要するに花の咲かない、シダ類の下の方です。でもよくよく考えてみると、キノコっていうのはまたこれも余談になってしまいますけれど、従属生物でありますね。光合成を行う葉緑体を持っている植物は「独立栄養群」なんですね。で、独立栄養群というのは、二酸化炭素を取り入れて、光合成(ひかりごうせい)をして、光合成(こうごうせい)とも言われてますけれども、私は光(ひかり)の方がよく漢字(感じ?)が書けますので、「ひかりごうせい」と言っています。どっちが正しいかは、どっちも正しいですね。で、光合成を行わないから、葉緑体持ってませんね、クロロフィルっていうものを、キノコは。じゃあ、対照の動物なのか、アニマルなのかっていうと、実際アニマルの方なんですね、従属栄養群。栄養を求めていろいろ動き回りますね、食物連鎖といって。で、これっていうのは実際こっちの方が正しいんですけども、だから生物は二界説で、動物界と植物界と別れる時もあります。ただし、ちょっと待てよということなんですね。キノコ類は積極的に動かないよ、ほとんど動きませんね。例えば私が研究しているキノコの菌糸っていうのは、一番最適な温度帯、だいたい25度前後なんですね。25℃前後のところで一番成長して5mmなんでね、で、もう少し下等な子嚢菌類というのは、あ、すいません、キノコっていうのは、担子菌類っていうんです。菌類の中で最高に進化を遂げた生物が、キノコ類で、別名ハイヤーファンジャイって言います。高等菌類。で、高等菌類のちょっと一歩手前が子嚢菌類っていうのがあります。この子嚢菌類というのが、カビ。キノコ類はカビではありません。よく一般の人がカビだカビだって言って、菌糸がね、白く見えますから。でもカビではありません。担子菌なんです。

 

「たんしきん」の「たん」は単純の単ですか?

 

単純じゃなくて、担う、てへんの・・・

 

担当者の「担」ですか?

 

そう、そうですね。

 

「し」は単子の「子(し)」ですか?

 

ええと、担子菌は子供の「子」ですね。

 

で、カビがなんと言うのでしたか?

 

「しのうきん」類。「のう」は難しいから、ひらがなにしてください。

 

「しのう菌」の「し」は?

 

子供の「子」です。ようするに、嚢胞の「嚢」、膿(うみ)が✖✖のほうの嚢。子嚢菌類。この子嚢菌類の中の、毛カビなんかは、相当成長します。一日50mmくらい。5cmですね。だけど、動物みたいに一日100kmも移動するのと違いますからおかしいじゃないか。で、生物界で一番多いのは菌類なんですね。

 

そうなんですね!?

 

一番多いんですよ!だから独立しようではないかいって、菌類というのが真ん中に来るんですね。今、生物5界説っていうのがありまして、あのイギリスのホイタッカーさんが提唱した5界説、一番底辺の下等な生物は「モネラ界」っていうんですね。モネラ、サルモネラの「モネラ」が、モデラ界。ここは核がね、正確に形成されていないんです。ですから核様態っていうんです。「核」の様子の「様」、核様態(かくようたい)。

 

核の様な、核じゃないけれど核の様な、という意味で・・・はい。

 

核様態は原核生物っていうんです。余計なことなんですけれど。原核。いちいち漢字書くと面倒なので。で、その進化したのが上が、真核生物なんです、そっから上がね。プロティスタ(Protista)っていう界があります。プロティスタ。これは意味は「真核」なんですけどね、プロティスタ、真性の(感じがわからない)、本物の核という意味です。それこそ余談ですけど、何で真核て核、ここからがどんどんどんどん進化するですね、そこから派生したのが植物界、プランテ(Prantae)、そして方や動物界、アニマリエ(Animalia)っていうんですけどね、そして真ん中に菌類

マイコーターっていうんですけども、まあそんなことはどうでもいいんですけどね。

 

真核というのは、ちゃんと核膜で覆われています。核膜で覆われる、何で覆われなくてはならないか、これは大事なことなんですね。実は生物っていうのは酸素がないと生きていけないんですけども、中には酸素がない方がいい、嫌気性菌というのはいますけども、エネルギーの代謝が悪いんですね。やっぱり酸素を取り入れる好気性菌とか、好気性物とか、これというのは酸素を取り入れるとエネルギーが大きくする、✖✖が大きいんですね。発酵食品というのは、嫌気性菌なんですね。だからエネルギーが小さいんです。で、その核に核膜がちゃんと出来ているのはどうしてか、酸素がそんなに必要なのに、酸素が核に触れるとすぐ破壊されてしまうんですよ。瞬時に。破壊されたら困るから、核膜で覆われるんですね。じゃ、何で酸素がいるのか。

 

増殖するための工場が必要ですよね。細胞を増殖するのに。これにミトコンドリアという物質があります。これが酸素を必要としてるんです、工場でもうひとつ細胞を作り出すのに。ミトコンドリアが必要だから、酸素が必要なんです。でも、核は酸素があると破壊されてしまうんです。だから要するに普通でいうと、過酸化脂質とか酸化されると上手くないわけですね。で、一般の人がそんなややこしいことを覚える必要はないんですけれども、簡単に言うと、酸化とはどういうことかって言いますと、当然酸素を取り入れるということなんですね。狭義には電子を取り入れることなんですけれども、まあ、広義に酸素を取り入れることと思っていただいていいんですけど、それだとよくわからないものですから、酸化とは「鈍い色になる」と覚えていただければいいですね。黒っぽくなる、暗っぽくなる、鈍い色になるのが酸化。

 

それは、劣化するという意味・・ですか?

 

そういうことですね。そして、その対岸が還元。還元すると色が鮮やかになります。明るくなるんですね。その還元をするのに、キノコは非常に大事なことがあるんです。で、神農本草経、先ほど申し上げましたけれども、神農本草経には大体のキノコは網羅されておりまして、これは面白いということで、私が研究をしだしました。


動画4

◆チャーガの素晴らしさ

 

先生が研究されているキノコの中で、チャーガというキノコについて、お話を伺いたいのですけれども。

 

はい、このキノコは非常に面白いんですね。普通はあんまり寒冷地というか高冷地のところでは、生息しないんですけれど、しないというよりは、出来ない。ところが、一般ですと南方のキノコとか、温帯性のキノコとかございますけれど、チャーガというキノコはですね、高冷地、寒冷地なんですね。で、何でそんなところで生育できるのか非常に私は興味を持っているんですね。というのは、特殊に進化しなければ、生息できないんですね。で、しかもカバノキ、カバノキ類のキノコに宿主、選択制が強いんですね。カバノキ、特に白樺とか、そういう樹種に好んで生息するというのでですね、このキノコの、チャーガというキノコの進化を物語っていると思っております。というのは、白樺にはキシリトールという樹液が含まれてます。なんでキシリトールなの、これ糖アルコールというんですね。分解するとアルコールとキシロースになります。その、要するにそれが縮合して縮んだのが糖アルコールといいますね。このキシリトールというのは、何で白樺によくできるのか、これというのも凍る(聴き取れず)不凍液とお考えいただければいいんですね。凍る、細胞が凍ってしまいますと、寒冷地でマイナス20度、30度なるど、冬場に、木が凍って、木の細胞が凍ってしまって、死んでしまいますね。だから、白樺も進化を遂げて、その時に糖アルコールというのがマイナス20度でも30度でも下がらないんですね。こういうのを氷点効果といいます。凍らすのを、上げる、なるべく凍らせないように、細胞を凍らせないように進化を遂げたのが白樺、それでそこに寄生したのがチャーガなんですね。ですからチャーガも特殊。実際には糖アルコールというのは、キノコ類は毒成分なんですね。だから普通のキノコは、一般のキノコは生息できないんです。分解するとアルコールになってしまいますから。ところが、特殊に進化したので、アルコールに分解をさせないで、栄養源にしたんですね。で、自分のところに糖アルコールのキシリトールという成分を菌糸体の中に取り込んで、凍らないようにしたんですね。だからこういう特性が非常に興味を、面白いんですね、興味を持ちましたね。そして、いろいろ紐解くと、これって凄いことなんですね。これってロシアでは民間薬になっているんですね。それを私も知りまして、これは研究しないともったいないと思いまして、で研究を始めたということです。

 

そして、糖アルコールでもすごいなと思うんですけどね、そこに生息が出来るというのが、で、実際にチャーガというキノコはですね、他にもあるんじゃないか、対外いろんな私、いろんなキノコを手掛けてますけれど、大概のキノコというのは非常に特性、一般の生物と違って、特性がすごく違うんですね。一つ取り入れてもですね、同じ一つの細胞に二つ核が存在するんです。考えられないことですよね。人間て一つですよね。一つというのも受精をすると、核同士が合体をして一つの核になるんですね。ところがキノコ類というのは、交配、合体をしてもずっと長い間、二つのままなんですね。ガンが。これだけでも不思議なもんですから、キノコの研究にのめり込んだわけなんですけれども。じゃあ、これ合体しないのか。一瞬の合体をする時があります。それというのも、胞子、キノコというのは胞子を作ります。胞子を形成した時に、ほんの短時間合体をします。それで一つになります。ところが、瞬時に別れましてね、これを減数分裂といいまして、2回減数分裂をしますので、4つの胞子が出来ます。これ、4胞子型っていうんですけども、たい✖✖はこの4胞子型なんですね、で、一つ一つはみんなまた一つの核しか持ってません。で、合体した時に初めて二つになるんですね。ところが、くっつかない。普通動物も植物もすべて核一つなんですけどね。だから私に言わせると、キノコというのは宇宙人じゃないかなと思うわけです。

 

ありがとうございました。


動画5

 

 

◆有効成分を吸収するための分子量を整える酵素

 

小さくする必要がありますね。そういったところで、自然界の酵素を、実際に酵素、酵素って今叫ばれていますけれど、実際には市販でも1000種類くらいあるんですね。だから、何を選ぶか、その技術者の知恵と判断ですね。そういうそれから、その人のセンスの問題で、私だけが開発したんじゃないですけど、今のところ私しか独自に持っておりません。そういう酵素を発見しましてね、そして今、そうですね血管の中に入っていけるのが、分子量で300万くらいだって言われてます。ところが本当に300万なのか、誰も証明しておられません。1万も大きいといえば大きいのです、300万も大きいといえば、大きい。3000でも大きいんですね。だからどこをもって大きいかっていうのが、判断に迷います。ただ、言えることは300万でも、3000万でも実際にβ-グルカンというのを、分子量は300万と発表されてる人も、ほんとかって私聞きます。要はキノコのそっくりなところまで、全部分子じゃないのかって、キノコの隅から隅までが、別に分かれていませんので、どこをもって分子というのか、全部だろうと思うんですね。ですから、そうなると300万どころか、3000万あるいはもっとその3億くらいあってもおかしくないんですね。ただし、それだと確かに体の中に入って、血管の中に入っていきませんので、そうしたらどうしたらいいか、酵素で切ってあげるのと、例えばキノコの繊維ってまっすぐじゃないんですね。いろいろ網目状になってたり、直鎖って言いまして、一つの鎖でずっと、日本語でいうとブドウ糖が繋がっているんです。それが1-3グルカン、1-6グルカンと言われてますけれども、一直線だけではなく、これ平面ですね、この側鎖といって途中途中でまた分かれてるんですね。分子されていまして、これも相まって立体的になってるんですね。で立体的になってるところに、先ほど言った有効成分が含まれているんです。ですから、これを取り出すのは容易じゃないんですね。酵素があれば、溶かしていけばいいんですけども、じゃあ全部溶かしたらいいか、そうするとさっきの構成単位がブドウ糖ですから、βグルコースっていうんですね。βグルコースの分子予量というのは、180なんです。180でいいのか。

 

つまり、小さくし過ぎていいのか、ってことですか?

 

そういうことですね。そうしますと、簡単に血液の中に入って、簡単に出てしまうんですね。だからこれだと免疫能に✖✖(励起?)できないんですね。じゃあ、キノコそのまんまでいいのではないか、それもちょっとまずいんですね。で、たまたま試行錯誤していまして、ある平均分子量ですからあまりここではお話しできませんけれど、ちょうど血管に入っていって、そして免疫機能を復活させることが出来るくらいのですね、大きさに整えることが出来たんですね。そしてしかもチャーガっていうキノコが非常に面白い。ロシアでも民間薬として長い間使われていたと。それからこれは私、新聞とテレビでも見ましたけれども、イタリアの氷河でした。ヨーロッパの氷河でアイスマン、アイスマンていうのが氷河の中から出てきまして、なんか薬袋(やくたい)、薬の袋の中にチャーガがあったんだそうです。これはすごいなっていうことで、ただ私はその前に、酵素で小さくする、ちょうどいい大きさにするという開発をしましたので

 

それ、すごいですよね!!

 

はい。それでどうなるかというと、子供さんが小さい時から煮て食べてる蓄積したβグルカン量と、それから免疫能を大人になっても短期間に同じように蓄積できるんですね。これは非常に大事なことだと考えます。それで是非これは皆様方に利用していただきたいと思って思っておりますけれど。で、チャーガだけじゃないんですよ、ちゃんと他のキノコも。ただし、シイタケもそうですし、ひところ代名詞のように、健康食品の代名詞とも言われた、アガリクスブラゼーですね。こういうのも、すべてβグルカンなんですね。ですからこれはただ今言った、キノコ、シイタケとアガリクスとか、これ軟質系のキノコっていうんですね。柔らかいキノコ。

 

軟質性のキノコ?

はい、これは意外と食生活に取り込まれていますので、小さい時から食べられます。ただし、サルノコシカケとか今、申し上げましたチャーガというのは、硬いキノコですね、硬質系のキノコなんですね。これは、食べるわけにはいかないので、酵素反応が必要なんです。

 

◆独自酵素を使った理由

 

βグルカンというのは、非常に大きいんですね。分子量が大きいからダメかというと、そうでもないんですけれど、ちょうど免疫をくすぐるような大きさってあると思うんですよね。それがいくつかっていうと私にはわかりません。まだ研究途上ですし、国内でもそこまで研究された研究者はいませんのでわかりませんけれど、大きすぎるというのは例えば、じゃあシイタケをそのまま飲み込んだら栄養になるか、時間かかりますよね。そして、であればチャーガはじゃあどういう酵素反応でやるのか、疑問を持たれるかもしれませんけれど、こうお考えいただいたらいいと思いますね。

 

例えば漢方の方で微粉末にされる、例えば鎮咳薬(ちんがいやく)とか、こういうのは微粉末の効果はありますよね、これはあるんですよ。だからそう小さくするっていうのも大事なんです。ところが、分子系とその微粉末ですらものすごく大きいんです。分子量から考えると何億とか、何千億とかそういう大きさなんですね。もっと大きいかもしれませんね。ですから、そこから先はどうするのか、ただし、今度物理処理という、物理変化で小さくすることは物理的なことですから、これ大事なことなんですね。要するに小さくすると胃の中で、それこそ消化液とか酵素の接触源が増えるんですね。飛躍的に増えます。これ大事なことなんです。だけど、それだけではβグルカンは、中に、血管の中に入っていけません。そこで、今度はよくいう熱処理ですね、温湯とか熱湯処理ですね、これも大事なんですね。これも先ほど言いましたように子供さんが、小さい頃から煮たものを食べると、有効だというのはそういうことなんです。だけど、これだと非常に微量です。そこで、更に小さくする必要があるんです。それには、酵素反応が必要なんだ、これを化学処理といいます。先ほど言った小さくするのが物理処理で、今度は化学処理ですね。化学処理だからと言って化学製品じゃなくて、そもそも酵素というのは特異的に反応させる自然界のタンパク質です。タンパク質の一群を酵素といいますね。ですから、これは問題はないわけです。

 

そして、そうですね・・・仮にどれくらいの大きさが大きくて小さいかというとですね、概算で、例えばウィルスが通過できないような大きさ、メンブレンフィルターっていうんですね、0.2μm(マイクロメーター)です、0.2ミクロンくらいの四角のます目ですね。ここを通過すると、ろ過できるんです。ウィルスもそこで遮断されます。ろ過して無菌の液体が取れます。

 

ですがその0.2μンの中に、例えば水の分子、分子量18なんですね。H2Oは18、これを横並びにいくつそこを通過できるかっていうと概算ですけど、1400兆個くらいが横一列で通過できるくらい、要するに⒑の14乗個くらい通過できるんです。ものすごく通過できるんですよ。だから要するに水の分子は小さいんだ、一個は。じゃあ300万のβグルカンの分子量は大きいかっていうと、実際にはオーダーが一桁小さいだけですよ。要するに、水は1400兆個くらいの横一列(の大きさ)であれば、βグルカンは100兆個くらいの分子量が横一列に通過できるという。ですから、やはり酵素反応で、ある程度小さくしても、それでもものすごく小さくなるわけです。小さくなるんですけれども、180まで、グルコース1個分にしてしまうと、あまりにも水と・・・水の10倍くらいの重量ですから、これは簡単に水と同じように抜けてしまうんですね。と、ちょうどいい具合に、うまい具合にヒットしたのが、たまたま運がよかったのかもしれませんけれど、開発したわけですね。

 

それが、先生の「独自酵素」ですね?

 

そういうことですね。